利用者が契約事業者を変更する場合に、先に設置した屋内配線を転用できないと、設置済みの屋内配線の撤去と新規屋内配線の敷設が必要になる。これは利用者への負担が大きいと同時に、利用者が契約事業者を変更しづらくなる「ロックイン効果」を生み出す原因にもなることから、電気通信事業者の一部から屋内配線の法的位置づけの確認や、料金水準の見直しを求める意見が示されているという。
前からどうにも疑問。FTTHは相互接続の義務が課される「第一種指定電気通信設備」であるべきなんだろうか。
電電公社を支えるために国のサポートのもと構築されたメタル網は「第一種指定電気通信設備」として相互接続に供されるべきだったんだろう。
でも、FTTH網を本格構築したのは民営化の後だと思うんだけど。
過度の開放義務はインフラ構築のモチベーションをそぐことにならないだろうか。だって、みんなが「他の誰かがインフラ構築するのを待って『開放しろ』と騒ぐ方がビジネスリスクが少ない」と思ったらダメでしょう。ソフトバンクモバイルがMVNOとして設備を借りる話もそうだし。
FTTH配線なんて、電波のように有限じゃないし、メタル線と違って相互干渉も心配ないし、言ってしまえば贅沢品だし、これを第一種指定電気通信設備にしたのは前時代的な発想だと思う。
・・・とはいえ、これ、長期増分費用モデルとかメタル線撤去とかが絡むと、話はそう単純じゃなくなるんだけどね(税金で引いたメタル線の更新を民間業者のNTTがどう行うか、そのときにメタル線を廃止できるのか)。にしてもFTTH網は宅内はもちろん、局舎からのラストワンマイル部分も含め、第一種指定は間違っていると思う。あれは事業者が自力で引くべきものだ。自力で引いて顧客を長くロックインしたいという事業者のモチベーションを邪魔するのは間違っている。
